
北方展望塔は、別海町内のオホーツク海に面した海岸線に建つ展望施設です。総理府(当時)と北海道は、昭和53年に「北方領土を目で見る運動」を提唱し、国民の一人でも多くが北方領土問題に直面する現地に行って北方領土を目にしてもらうよう関係機関・各団体と連携してこの運動を進めることとなりました。
これを受け、北方領土対策協会により昭和57年、国庫補助により国後島の雄大な姿を目の前に見ることができる別海町尾岱沼の「白鳥台」に、北方展望塔が建設されました。
展望塔からは、野付半島やオホーツク海に浮かぶ北方領土の国後島が一望できます。また、同施設の敷地内には、「叫びの像」が建立されております。これは、山形市の実業家故鈴木傳六氏が北方領土返還要求運動のために昭和57年建立し寄贈されたもので、「島を返せ」と叫び続ける国民の総意を、老女とその孫に託した様子が力強く表現されております。
また、野付半島から国後島までの距離は16kmであり、この距離にちなみ、「四島」に見立てた四本の柱と、叫びの像の間が16mになっています。